アナログ発振回路
(1) 反結合発振回路:
代表的な LC発振回路であるが、発振周波数が不安定なのであまり使われない。(ほとんどが水晶発振のモノバンド+VFO方式)
LC共振コイルの出力側の端子が反結合であり、トランジスターのB(ベース)に反転してフィードバック(=負帰還)している。
(* 発振しないときは、コイル出力側の端子を入れ替える)
典型的な、 f = 1/(2π√(LC))
・ 3.5Mcモノコイル(モノバンド・コイル、8〜10μH・共振側)を用いた場合、
C: 100p VCのとき、 f = 4.47〜7.7Mc
C: 100p VC + 100p マイカC のとき、 f
= 3.38〜4.67Mc
出力は2〜3Vp−p程度だった。
Rbは500Ωでほぼ固定できる。 Reは〜900Ω、Rc(or Rb2)は8k程度で調整要。
・ そのまま 14Mcモノコイル(1.3〜2.2μH、20T:6T)に変えた場合も発振するが、半固定抵抗の調整はよりシビアになる。
(2) 水晶発振回路:
10Mc水晶(X-tal)発振回路には14Mcモノコイルを使用し、高入力インピーダンスのFET(2SK30)で発振し、バッファドライバ段を入れた。ドライバー段から発振段に乗らないよう10mHのインダクタンス(L)を入れた。 出力は2Vp-p程度。
(3) FM変調発振回路:
ハートレー発振回路の変形を用いて、2SK241Y1石で、FMラジオバンド(90MHz前後)のFM変調発振器を実験する。
可変容量ダイオード(1SV101)を同調回路のコンデンサーに入れてFM変調する。 AF入力には、AG(オーディオ・ジェネレータ)、あるいは、555発振器(3−(2)−B参照)やAFアンプ付きマイクロフォンなどをつないで変調し、FMラジオで受信する。
コイルLは、φ0.6mmのスズメッキ線を+ドライバーの軸(φ約5mm)に7T(ターン)巻き付けて作り、タップをアースから2.5Tにとる。 高周波なので、プリント基板の回路はなるべく短く配線し、また、アース部を多く取るようにする。 周波数の調整は、45pFのトリマ・コンデンサーによって行う。
下図のように、コンデンサー・マイクアンプをつなげると、ワイヤレスマイクになる。
* LC共振回路では、周波数は 1/(2π√LC)であり、電気抵抗 R=0
の理想的な場合、永遠に回路内で正弦波の円振動を続けます。 アンプ(増幅器)に負帰還をかけると、回路抵抗に打ち勝って発振します。
実は、この形態は、「神の三位一体」を表現しています。
数学の分野全体は、幾何学、代数学、解析学の3分野に大別され、それぞれを代表する数学定数は、π、i
、e になりますが、オイラーの恒等式: e iπ = −1 においてこの3者は合体します。 すなわち「神は愛」(「−1」は「十字架」を現している)と言えます。そしてこの関係は、回路電流のみならず電磁波・光、量子力学的な振動という、自然の根底の性質(=被造物全体の性質)に存在します。
また、負帰還発振回路(デジタル発振回路も含めて)は、「罪人」、「原罪」を表現しているともいえます。なぜなら、自分から出たものを否定的に受け取る(=ネガティブ・フィードバック、負帰還)というのが罪人の本質だからです。このような一種の”発振器”は、「三位一体の神」の存在形態と類似していますが、それゆえ、アダムとエバの時代から人間に備わっている罪の性質は、”自分を神として、善悪を規定する”という性質となります。(寄生発振のようなもので有害であり、取り除かれる)
しかし、罪を悔い改めて、キリストの十字架の贖いを信じることによって救われ、解放され、きよめられ、聖霊が与えられ、本当の「神の国」に組み込まれます。
→ 数学思索の不思議、 罪人と神、 ; 電磁場の直交性